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地合い(じあい)とは?地合いの良し悪し条件と判断材料を徹底解説!

地合い(じあい)とは?地合いの良し悪し条件と判断材料を徹底解説!

地合いとは、株式市場や銘柄や金融市場全体の値動き状態や雰囲気のことであり、「場味(ばあじ)」とも呼ばれています。相場の先行きへの期待が高まっており、取引量の多いような上昇傾向にある買い相場は、「地合いが良い」とされます。一方で、相場の先行きが悪く、取引量が少なく、下落傾向にある売り相場は、「地合いが悪い」と言われています。

ただし、地合いの良い・悪いについては、投資家やトレーダーの感覚に過ぎません。参考になるような指標ではありませんが、雰囲気的な意味合いの言葉としてよく使われています。

目次

地合いが良くなる条件はどんなとき?

地合いが良いのは、相場の先行きに対する期待が高く、取引量も多く、相場が上昇傾向にあることです。地合いが良くなる条件は、次のとおりです。

  1. 経済指標の改善
  2. 企業業績の好調
  3. 政策の後押し
  4. 国際情勢の安定
  5. 市場のセンチメント
  6. 資金の流入
  7. 技術的指標

それぞれわかりやすく解説します。

1. 経済指標の改善

経済が順調に回復しているときは、地合いが良くなります。例えば、失業率が低下し、GDPが成長していると、投資家は安心してお金を動かします。

2. 企業業績の好調

多くの企業が利益を上げていると、株価が上昇しやすくなります。決算発表で好成績を出す企業が増えると、地合いが良くなります。

3. 政策の後押し

政府や中央銀行が経済を支えるために行動すると、市場は安定しやすくなります。例えば、金利を下げたり、景気刺激策を打ち出したりすると、投資家は安心して投資を続けます。

日本の中央銀行は、日本銀行です。アメリカでは、FRB(連邦準備制度理事会)が策定した金融政策を、米国の12地区にある連邦準備銀行が中央準備銀行業務を担います。

4. 国際情勢の安定

世界が平和で安定しているとき、投資家はリスクを感じにくくなります。地政学的リスクが低いと、安心して投資をする人が増えます。ただし、自国とは遠方の国で国際情勢が悪いと、逆に相場が上昇するケースも多々あります。

5. 市場のセンチメント

投資家の気分が明るいときは、取引が活発になります。ニュースや噂でポジティブな情報が広まると、みんなが買いたくなります。

6. 資金の流入

市場に新しいお金が入ってくると、取引量が増えます。投資信託や年金基金などが市場に投資すると、地合いが良くなります。

7. 技術的指標

チャートの分析で良いサインが出ると、投資家は買いに動きます。例えば、重要な価格帯を超えたり、ゴールデンクロスが発生したりすると、取引が活発になります。

これらの条件が揃うと、市場の地合いが良くなり、相場が上昇傾向になるでしょう。投資のチャンスが増えます。

相場の先行きに対する期待が高く、買い意欲旺盛で取引量が多い状況を「地合いが良い」といい、反対に、相場の先行きに期待がもてず、買い意欲に乏しく取引量も少ないような状況を「地合いが悪い」といいます。

日本証券業協会|金融・証券用語集

地合いが悪くなる条件とは?

地合いが悪いのは、相場の先行きに対する期待が低く、取引量が少なく、相場が下降傾向にあることです。地合いが悪くなる条件は、次のとおりです。

  1. 経済指標の悪化
  2. 企業業績の低迷
  3. 政策の不透明感
  4. 国際情勢の不安定
  5. 市場のセンチメントの悪化
  6. 資金の流出
  7. 技術的指標の悪化

それぞれ、わかりやすく解説します。

1. 経済指標の悪化

失業率の上昇やGDPの減少など、経済が悪化すると地合いが悪くなります。経済指標が悪化すると、投資家はリスクを感じやすくなります。

2. 企業業績の低迷

多くの企業が赤字や減益を発表すると、株価が下がりやすくなります。企業の業績が低迷すると、投資家は不安になります。

3. 政策の不透明感

政府や中央銀行の政策が不透明だったり、予想外の動きをしたりすると、市場は不安定になります。例えば、急な金利引き上げや規制強化などがあると、地合いが悪くなります。

4. 国際情勢の不安定

地政学的リスクが高まると、投資家はリスクを避ける傾向があります。戦争やテロ、国際紛争などのリスクが高まると、市場は不安定になります。

5. 市場のセンチメントの悪化

投資家の心理がネガティブになると、取引が減少します。悪いニュースや噂が広まると、投資家は売りを急ぎ、地合いが悪くなります。

6. 資金の流出

市場から資金が流出すると、取引量が減少します。投資信託や年金基金などが資金を引き上げると、地合いが悪くなります。

7. 技術的指標の悪化

チャートの分析で悪いサインが出ると、投資家は売りに動きます。例えば、重要なサポートラインを割り込んだり、デッドクロスが発生したりすると、取引が減少します。

これらの条件が揃うと、市場の地合いが悪くなり、投資環境が厳しくなります。

地合いを見極めるための判断材料は?

地合いを見極めるための判断材料は、次の通りです。

  1. 経済指標をチェックする
  2. 企業の決算報告を確認する
  3. 政策動向を把握する
  4. 国際情勢のニュースをフォローする
  5. 投資家の心理を観察する
  6. 資金の流入・流出を確認する
  7. テクニカル分析を行う

それぞれ、詳しく解説します。

1. 経済指標をチェックする

GDP成長率、失業率、消費者信頼感指数などの経済指標を定期的に確認しましょう。これらの指標が改善している場合、地合いが良くなる可能性があります。

2. 企業の決算報告を確認する

企業の四半期決算年次報告をチェックし、業績が好調かどうかを見極めます。多くの企業が良好な業績を発表している場合、地合いが良いと判断できます。

3. 政策動向を把握する

政府や中央銀行の政策発表を注視しましょう。景気刺激策や金利政策など、ポジティブな政策が打ち出されると、地合いが良くなる可能性が高まります。

4. 国際情勢のニュースをフォローする

地政学的リスクや国際的な紛争のニュースを確認します。平和で安定した国際情勢が続くと、地合いが良くなる傾向があります。

5. 投資家の心理を観察する

投資家のセンチメント(心理状態)を把握するために、ニュースやSNSの動向を観察します。投資家が楽観的である場合、地合いが良いと判断できます。

6. 資金の流入・流出を確認する

市場への資金の流入状況をチェックしましょう。新しい資金が市場に流入している場合、地合いが良いと見なされます。

7. テクニカル分析を行う

チャートの動きや技術的指標(サポートライン、レジスタンスライン、ゴールデンクロスなど)を分析します。ポジティブなサインが出ている場合、地合いが良いと判断できます。

これらの方法を組み合わせて市場の地合いを見極めることで、より良い投資判断が可能になります。

地合いの読み方は?

地合いの読み方は、「じあい」です。

地合いとザラ場の違いとは?

ザラ場は、寄付から引けまでの間の取引時間のことです。一方で、地合いは、株式市場や銘柄や金融市場全体の値動き状態や雰囲気を指します。

地合いと寄り天の違いとは?

寄り天は、その日の株式取引が開始されて、初めについた寄り付きの値段(始値)が一番高値になることです。一方で、地合いは、株式市場や銘柄や金融市場全体の値動き状態や雰囲気を指します。

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この記事を書いた人

海外FXトレンド運営事務局です。海外FXに関するボーナス情報を掲載しています。掲載している業者は出金実績があり、執筆者もトレーダーなので、よく利用してるブローカーをメインに取り上げています。

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