海外FX取引といえば、多くのトレーダーがMetaTrader(MT4・MT5)を思い浮かべるかもしれません。
しかし、近年注目を集めているのが、直感的な操作性と高い約定力を誇る取引プラットフォーム「cTrader(シートレーダー)」です。
「MetaTraderと何が違うの?」「ログインや設定方法が難しそう…」と感じている方もいるでしょう。
cTraderとは?
cTrader(シートレーダー)は、金融取引のためのプラットフォームで、特に外国為替(FX)取引に使われています。このサービスは、ユーザーが取引をしやすくするために設計されています。


システム要件
項目 | 最小 | 推奨 |
---|---|---|
プロセッサ | デュアルコアCPU | デュアルコアCPU |
メモリ | 2GB | 4ギガバイト |
オペレーティング·システム | Windows 7以降MacOS 10.13 High Sierra以上 | Windows最新バージョンMacOS最新バージョン |
インターネット接続 | 50 kB/秒以上 | 100 kB/秒以上 |
画面解像度 | 1280×800 | 13~15インチ画面標準比率: 1400×105013~15インチワイドスクリーン: 1280×80017インチワイドスクリーン: 1680×1050 |
FXトレードにおすすめのパソコンは、別記事で紹介しています。


サポートされているブラウザのバージョン
オペレーティング·システム | ブラウザ | バージョン |
---|---|---|
Windows | Mozilla Firefox | 最新 |
Windows | Google Chrome | 最新 |
Windows | Microsoft Edge | 最新 |
macOS | Mozilla Firefox | 最新 |
macOS | Google Chrome | 最新 |
macOS | Safari | 最新 |
macOS | Microsoft Edge | 最新 |
Chrome OS | Google Chrome | 最新 |
Chrome OS | Microsoft Edge | 最新 |
Linux Ubuntu OS | Google Chrome | 最新 |
Linux Ubuntu OS | Mozilla Firefox | 最新 |
cTraderの会社概要
cTraderは、Spotware Systemsという会社が作ったFX取引のためのプラットフォームです。Spotware Systems社は2010年に設立され、2011年からcTraderのサービスを開始しました。会社の本社は、キプロスのリマソルにあります。
この会社は、FX業者やトレーダー、銀行など、世界中の多くの金融機関にオンラインサービスを提供しています。その中でも、cTraderは最初に作られた主要な商品です。キプロスは多くの海外FX業者が存在することで知られており、その中でもリマソルにはFX業者が集まっています。例えば、MT4やMT5を開発しているMetaQuotes社もリマソルに拠点を持っています。
cTraderの特徴
cTraderは、MT4やMT5に比べて、特に裁量トレーダーにとって使いやすい機能がたくさんある取引プラットフォームです。cTraderのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
使いやすさ – 直感的に操作できる | 業者の選択肢が少ない – MetaTraderに比べて対応する業者が少ない |
リクオートがない – ECN専用で約定拒否がない | カスタムインジケーターとEAが少ない – 利用できるものが限られている |
流動性の確認 – 板情報で注文量を確認できる | |
一括裁量決済が可能 – ポジションの数量を簡単に調整できる | |
時間足が豊富 – 1分単位で選べる | |
自動売買ツール – cAlgoを使ってカスタムインジケーターや自動売買ツールを選べる | |
全デバイスに対応 – どのデバイスでも使える |
cTraderはECN口座専用のため、約定拒否がなく、スムーズに取引ができます。また、一括裁量決済や分割決済、建玉変更が可能なので、ポジションの数量を簡単に増やしたり減らしたりできます。気になる銘柄をクリックするだけで、板情報を確認でき、価格ごとの注文量を把握するのに役立ちます。時間足も細かく設定できるため、短期取引をするトレーダーには特に適しています。
cTraderでは、自動売買取引を行うために、cTrader Automate(旧:cAlgo)というプラットフォームを使用しています。これにより、他のユーザーが作成したカスタムインジケーターや自動売買ツール(cBot)をダウンロードして利用でき、自分で自動売買ツールを作成することもできます。
cTraderの使いやすさ・使いにくさ
cTraderについての話では、使いにくいという意見もありますが、実際はどうなのでしょうか?結論を言うと、cTraderはMT4やMT5よりも使いやすいです。理由は、cTraderでは1つのIDで別の海外FX業者の取引ができるからです。また、チャートの分析も簡単にできるので、MT4やMT5での面倒な操作が解消されます。


cTraderの基本的な画面は、「ファインダー&ウォッチリスト」「チャート」「トレードウォッチ」「アクティブシンボルパネル」の4つの部分で構成されています。一見するとMT4やMT5に似ていると思われるかもしれませんが、cTraderはより使いやすく、トレーダーがストレスなく操作できるようにデザインされています。一般的な操作方法については、この文章の後半で詳しく説明しています。
cTraderに対応のおすすめ海外FX業者
cTraderに対応しているFX業者を紹介します。
おすすめの業者は次の通りです。
業者名 | 評価 |
---|---|
Monaxa | ★★★★★ |
IC Markets | ★★★★☆ |
FIBOGroup | ★★★☆☆ |
ROBOFOREX | ★★★☆☆ |
FXPRIMUS | ★★★☆☆ |
Skilling | ★★★☆☆ |
OctaFx | ★★★☆☆ |
Pepperstone | ★★★☆☆ |
国内のFX業者で唯一、FOREX EXCHANGEがcTraderに対応していましたが、サービスは終了しました。
海外FX業者では、Monaxa fxが対応しています。100%入金ボーナスを提供しています。


cTrader対応に対応している安全な海外FX業者


cTraderを使えるおすすめのFX業者はいくつかありますが、取引環境が整った安全な海外FX業者を紹介します。
以下に、各業者の特徴をまとめました。
業者名 | おすすめ度 | 最大レバレッジ | 最低スプレッド | 取り扱い銘柄数 | 最低入金額 | ロスカット水準 | ゼロカット | 金融ライセンス |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
AXIORY(アキシオリー) | ★★★★★ | 1000倍 | 0.0pips | 400種類以上 | 1,100円 | 20% | あり | あり |
FIXIO(フィクシオ) | ★★★★☆ | 400倍 | 0.0pips | 249種類 | 5ドル | 20% | あり | あり |
Tradeview(トレードビュー) | ★★★☆☆ | 500倍 | 0.0pips | 168種類 | 100ドル | 100% | あり | あり |
まず、AXIORYは、スプレッドの狭さと取り扱い銘柄の多さで評判です。特に、24時間日本語サポートがあり、安心して取引できます。cTraderだけでなく、MT4やMT5も使え、自動売買が可能です。
次に、FIXIOは、スキャルピングに最適な環境を提供しており、迅速な約定が特徴です。低スプレッドが魅力で、スキャルパーにおすすめです。
最後に、Tradeviewは、口座残高によるレバレッジ制限がないため、大きな取引が可能です。信託保全もあり、安心して利用できます。
これらの業者はそれぞれに特徴がありますので、自分の取引スタイルに合ったものを選んでみてください。
おすすめ海外FX業者1位🥇AXIORY(アキシオリー)
総合1位はAXIORY(アキシオリー)です。資金管理方法として、信託保全を導入しており、スプレッドが非常に狭く、取り扱う銘柄が400種類以上あること、24時間対応の日本語サポートがある点が評価されています。さらに、レバレッジが400倍から1000倍に引き上げられ、注目を集めています。取引プラットフォームはcTraderだけでなく、MT4やMT5にも対応しており、MT5で使える自動売買プログラム(EA)をcTraderにコピーして利用できます。
また、コピートレードや自動売買、スキャルピング、両建て取引が可能で、ストップレベルがゼロなため、非常に使いやすい取引環境が整っています。AXIORYでの口座開設は簡単で、最短5分で完了し、当日から取引を始めることができます。
おすすめ海外FX業者2位🥈FIXIO(フィクシオ)
総合で2位に選ばれたのは、FIXIOです。FIXIOは、スキャルピングに適したcTraderを使える海外のFX業者です。運営しているのはTopical Wealth International Ltdで、これは「AdvanTrade」というブランドの一部です。2022年にサービスを開始しました。
この業者は、最低0.0pipsという非常に狭いスプレッドを提供し、リクオートがない超高速の約定スピード(0.014秒未満)を誇ります。これにより、スキャルパーにとって理想的な取引環境が整っています。口座開設は簡単で、最短で当日から取引を始めることができます。
おすすめ海外FX業者3位🥉Tradeview
3位は、Tradeviewです。Tradeviewは、資金管理方法として、信託保全を採用しているため、分別管理と比較すると、安全性が高い海外FX業者といえます。口座残高が1,000万円になるまでレバレッジ制限がない海外のFX業者です。cTraderに対応しているため、約定力が高く、ストップ狩りの心配もありません。また、信託保全があり、最大35,000ドルの補償があるため、万が一トラブルが起きても安心です。
Tradeviewでの口座開設は、最短5分で完了し、最短当日から取引を始められます。
レバレッジ1位🥇AXIORY


AXIORYは、レバレッジが最大1000倍という特徴を持ち、ロスカットの基準が20%と、価格が急に変動しても耐えられる強さがあります。取引を始めるには、必要な証拠金が140円(1ドル=140円)、最低でも1,000円の入金が必要です。ただし、2万円未満の入金には手数料がかかるため、2万円以上の入金を推奨します。
AXIORYでの口座開設は、最短で当日から取引を開始できます。詳しくは公式サイトをご覧ください。
レバレッジ2位🥈FxPro
レバレッジが二位の会社はFxProです。最大レバレッジは1000倍で、最低取引単位は1,000通貨(0.01ロット)です。証拠金は約140円が必要で、ロスカットの基準は100%です。このため、他のFX業者と比べてロスカットされやすい設定になっています。ですので、取引をする際は、十分な証拠金を持っていることをおすすめします。
FxProでの口座開設は簡単で、最短で当日から取引が始められます。詳しくは公式サイトをご覧ください。
レバレッジ3位🥉Tradeview
レバレッジ部門で3位に位置するのはTradeviewです。最大レバレッジは500倍で、最低取引単位は1,000通貨(0.01ロット)です。しかし、ロスカット水準が100%と高めに設定されているため、余裕を持って取引を始めることをお勧めします。
Tradeviewでの口座開設は、最短で当日から取引を開始できます。
スプレッド1位🥇cTrader


AXIORYはスプレッド部門で1位です。人気の米ドル/円のスプレッドは1ロットあたり平均0.3pipsと非常に低くなっています。また、取引手数料は片道3ドルからで、コストを抑えながら優れた約定力で取引できます。このため、小さな利幅を狙うスキャルピングトレードにもおすすめの業者です。
さらに、AXIORYでの口座開設は簡単で、最短当日から取引を開始できます。
スプレッド2位🥈FIXIO
FIXIOはスプレッド部門で2位の業者です。スプレッドは、米ドル/円が0.3 pips、ポンド/円が0.8 pips、ユーロ/米ドルが0.2 pipsと非常に低い水準です。取引手数料は往復で7ドルかかることがありますが、これは一部の口座のみです。
FIXIOのFixiFXは、他社と比べても低スプレッドで、取引手数料も片道3.5ドルと良心的です。口座開設は最短5分で完了し、当日から取引を始めることができます。
スプレッド3位🥉FxPro
スプレッド部門で第3位のFxProについてお知らせします。FxProのスプレッドは、米ドル/円が0.3 pips、ポンド/円が0.7 pips、ユーロ/米ドルが0.3 pipsです。また、取引手数料は往復で7ドルがかかることがあります(特定の口座に限ります)。公式サイトはこちらです:
FxProは、1位や2位の業者と同じように優れたスプレッドを提供していますが、cTraderを使うためには最低100ドルの入金が必要です。このため、少し利用しづらいと感じる方もいるかもしれません。さらに、FxProで口座を開設すれば、最短で当日から取引を始めることができます。
cTraderとMetaTraderとの違い
cTraderとMT4・MT5の違いについて、歴史が長いMT4(MT5)と比較してみました。
cTraderは新しい取引プラットフォームで、MT4やMT5は長い間使われてきました。MT4は特に人気があり、多くのトレーダーに支持されています。cTraderは使いやすさや機能の面で、最近注目されていますが、歴史のあるMT4(MT5)とは違った特徴があります。
cTraderとMetaTraderにはいくつかの違いがあります。
cTraderとMetaTraderの比較表
取引プラットフォーム | cTrader | MT4(MetaTrader4) | MT5(MetaTrader5) |
---|---|---|---|
取引方法 | – ECN | STP ECN | |
対応デバイス | Web / Mac / Windows iOS / Android | ||
使いやすさ | やさしい | むずかしい | |
チャート | 6種類 | 3種類 | |
板情報 | 対応 | – | 一部対応 |
時間足 | 26種類 | 9種類 | 21種類 |
約定力 | ◎ | ◯ | ◯ |
決済方法 | ワンクリック 一括決済 分割決済 建玉変更 | ワンクリック – 分割決済 – | ワンクリック 一括決済 分割決済 – |
開発言語 | C# | MQL4 | MQL5 |
インジケーター | 67種類 | 31種類 | 37種類 |
カスタム インジケーター | 少ない | 多い | 少ない |
自動売買 | 少ない | 多い | 多い |
コピートレード | 少ない | 多い | 多い |
日本時間 | かんたん | インジケーター必須 |
まず、取引方法についてですが、cTraderはECNとSTPに対応していますが、MetaTraderはMT4とMT5の2つのバージョンがあります。デバイスに関しては、cTraderはWebやMac、Windowsで使用でき、またiOSやAndroidにも対応しています。一方、MetaTraderは主にiOSとAndroidでの利用が中心です。
使いやすさでは、cTraderは比較的やさしいとされ、MetaTraderは少しむずかしいと感じる人もいます。チャートの種類はcTraderが6種類、MetaTraderのMT4が3種類、MT5が21種類あります。約定力については、cTraderが最も優れています。
決済方法では、cTraderはワンクリック決済や一括決済が可能ですが、MetaTraderも分割決済ができ、MT5ではワンクリック一括決済も対応しています。開発言語はcTraderがC#、MetaTraderはMQL4とMQL5を使用します。
インジケーターの数は、cTraderが67種類、MT4が31種類、MT5が37種類と、cTraderが多く提供されています。カスタムインジケーターはcTraderでは少なく、MetaTraderでは多くの種類があります。また、自動売買については、cTraderは少なく、MetaTraderは特にMT5で多く利用できます。
最後に、コピートレードの機能はcTraderでは少ないですが、MetaTraderでは多く対応しています。日本時間での利用を考えると、cTraderでは簡単なインジケーターが必須です。
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cTraderへログインする方法
cTraderをインストールしてアカウントを作成する方法を説明します。まず、cTraderをダウンロードし、インストールします。次に、アカウントIDを作成してログインする手順です。
cTraderのインストール方法とアカウントIDの作成手順は以下の通りです。
- cTraderをダウンロード – WindowsやMac、またはGoogle PlayやApp StoreからcTraderを入手します。
- ダウンロードしたファイルを開く – ダウンロードした「ctrader-spotware-setup」をダブルクリックして起動します。
- IDを作成する – インストールが完了するとログイン画面が表示されます。cTraderを初めて使う方は、cTrader IDを作成します。「cTrader IDを作成」のタブを選び、Eメールアドレスとパスワードを入力して「cTrader IDを作成」をクリックします。
- メールアドレスを確認 – 登録したEメールに「[要対応] Eメールアドレスを確認してください」という件名のメールが届きます。メールの中の「Eメールを確認」をクリックします。
これでcTrader IDの作成が完了し、メール認証も終わりました。この手順を踏むことで、簡単にcTraderを始めることができます。
cTraderの使い方
cTraderは、とても使いやすい取引プラットフォームです。機能が豊富ですが、デザインがシンプルなので、操作が簡単です。
これから、cTraderでよく使う機能の使い方を説明します。
cTraderを日本語表示にする方法
- 左下の歯車をクリックする
- 「一般」を選択する
- 言語から「日本語」を選択する
MT4やMT5では特別なツールを使わないと日本語にできませんが、cTraderは設定を変えるだけで済みます。
cTraderを日本時刻にする方法(日本時間表示)
- 「UTC+0」をクリックする
- 「UTC+9」を選択する
- 現在時刻を確認する
以上です。
cTraderのウォッチリストへの追加方法
cTraderのウォッチリストを追加する方法について説明します。ウォッチリストとは、トレーダーが注目している株や通貨のリストを作成し、簡単に確認できる機能です。
通常、トレーダーは市場の中で特定の株や通貨に目を向け、その価格の動きや関連ニュースをもとに取引を考えます。ウォッチリストは、これらの株や通貨をリアルタイムで観察し、価格の変動や重要な情報を素早く確認するための便利な方法です。
以下に、cTraderでウォッチリストを作成・編集する手順を示します。
- cTraderを開きます。
- ウォッチリストのセクションを見つけます。
- 追加したい銘柄や通貨ペアを選びます。
- 選択した項目をウォッチリストに追加します。
- 必要に応じてリストを編集します。
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